百耕資料館 粉本デジタルアーカイブ

郭子儀図【郭子儀祝賀図】
番号879
原作者(流派)円山応挙 (円山派)
表題郭子儀図【郭子儀祝賀図】
材質技法紙本墨画
形態裏打
員数1
法量 縦×横(cm)121.3×59.9
制作年(安永4) (1775)
写作者(所蔵者)岡田(広章)
写作年(所蔵年)文政11 (1828)
銘文(表)
款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等
銘文(裏)
写作者(所蔵者)の留書等
「文政戌子秋/郭子儀圖/岡田珎藏」
備考色註あり。本品の原本は三井記念美術館藏。「郭子儀祝賀図」絹本著色・掛幅装、縦118.0㎝×横58.5㎝。画中右下に「安永乙未/仲春寫/應擧」(印章2顆)の款記あり(『円山応挙と三井家』財団法人三井文庫、2000年)。
解説円山応挙の画の模写です。本品の原本は現在三井記念美術館に所蔵されています(本品の表題の【 】内は原本の表題)。絹本著色・掛幅装(掛け軸)で、本品には写し取られていない落款から、原本は安永4年(1775)応挙43歳の作とわかります。画題の郭子儀(697~781)は、中国唐代の名将で、安禄山の乱を平定し、のちには異民族の吐蕃の侵入を防ぎ、最高官の太尉中書令に任ぜられました。また、八男七女をもうけ、孫は数十人もあって名を覚えきれなかったと伝えられます。古くから、家運隆盛・子孫繁栄のシンボルとして好画題とされました。

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