
番号 | 842 |
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原作者(流派) | 円山応挙 (円山派) |
表題 | 寿老人【寿老白鹿図】 |
材質技法 | 紙本墨画 |
形態 | 裏打 |
員数 | 1 |
法量 縦×横(cm) | 75.0×37.0 |
制作年 | (寛政4) (1792) |
写作者(所蔵者) | 岡田(広章) |
写作年(所蔵年) | 文政10 (1827) |
銘文(表) 款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等 | – |
銘文(裏) 写作者(所蔵者)の留書等 | 「文政丁亥/壽老人 岡田蔵」、「四」 |
備考 | 『当市山添蠖軒翁遺愛品・紀州前田家所蔵品入札』(大正5年12月4日入札)に本品の原本らしき応挙の画を掲載。「寿老白鹿図」、絹本・掛幅装、縦113.9㎝×横39.1㎝。画は上部に本品の高さ半分程度、下部にも若干の余白あり。画中右下に「寛政壬子仲春寫/應擧」(印章1顆)の款記あり。 |
解説 | 円山応挙の画の模写です。大正5年(1916)刊行のオークションカタログに本品の原本らしき応挙の画が掲載されています(本品の表題の【 】内は原本の表題)。原本は絹本・掛幅装(掛け軸)、画は上部に本品の高さ半分程度、下部にも若干の余白があり、本品には写し取られていない応挙の落款から、寛政4年(1792)応挙60歳の作とわかります。画題の寿老人は七福神の一柱。元来中国の道教の神様で、竜骨座のα星・カノープス、中国名では寿星あるいは南極星を人格化した存在とされます。天下太平や長寿をもたらす神様として篤く信仰されました。 |