◆江戸時代の山と村のくらし~板宿村をめぐって/粉本に見る聖なるもの~神仏・仙人・霊獣
江戸時代の山と村のくらし~板宿村をめぐって(1階展示室1)
江戸時代、村の内外の山は、村人の生活やなりわいに不可欠な存在となっていました。本展では、板宿村の村人が関わりをもった山を、村の山(領主の山/村人の山)・境の山・寺の山などの大小の類型に分け、古文書や絵図を読み解くことで、その歴史的な成り立ちや実態について明らかにします。そして、山との関わりの中から村のくらしを描き出します。
展示構成
Ⅰ村の山/Ⅱ境の山/Ⅲ寺の山/Ⅳここにも板宿村の山が
主な展示品
題名 | 所蔵 | |
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慶安2年(1649) 徳川家光朱印状 | 禅昌寺 |
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元禄元年(1688) 帝釋神撫山禅昌寺境内絵図 | 禅昌寺 |
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江戸時代 板宿村・西代村山林絵図 | 百耕資料館 |
粉本に見る聖なるもの~神仏・仙人・霊獣(2階展示室2)
絵師(画家)が所有する、下絵、古名画の模写、作画のためのスケッチなどを粉本(ふんぽん)といいます。当館には、諸派の絵師に関わる2千点もの粉本が所蔵されています。本展では、その中から、さまざまな神聖な存在-神様・仏様や中国の仙人、尊くめでたいしるしとされた動物など-を題材にした画の粉本を流派横断的にとりあげます。そして、江戸時代の人々の聖なるもののイメージを探るとともに、粉本についてのご理解を深めていただきます。
展示構成
Ⅰ神仏・霊獣/Ⅱ仙人と中国の神様/Ⅲ七福神勢揃い
主な展示品
※いずれも百耕資料館蔵
題名 | 原作者 | |
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白衣観音図 | 狩野探幽 |
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関羽図 | 呉春 |
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龍図 | 円山応震 |
*なお、6月15日(日)・29日(日)の午後2時より、担当者による展示解説を行います。