百耕資料館 粉本デジタルアーカイブ

八幡像【武者像】
番号828
原作者(流派)円山応挙 (円山派)
表題八幡像【武者像】
材質技法紙本淡彩
形態裏打
員数1
法量 縦×横(cm)60.0×40.5
制作年(天明7) (1787)
写作者(所蔵者)岡田(広章)
写作年(所蔵年)文政11 (1828)
銘文(表)
款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等
銘文(裏)
写作者(所蔵者)の留書等
「文政戌子秋/八幡像/岡田藏」
備考色註のほか、甲冑や武具に関する註記多数。『秋田県庄司家・当市沓水氏所蔵品入札目録』(総和3年5月7日入札)に本品の原本らしき応挙の画を掲載。「武者像」絹本着色・掛幅装、縦101.8㎝×横41.2㎝。画中左下に「天明丁未初夏寫 應擧」(印章1顆)の款記あり。
解説円山応挙の画の模写です。昭和3年(1928)刊行のオークションカタログに本品の原本らしき応挙の画が掲載されています(本品の表題の【 】内は原本の表題)。原本は絹本著色・掛幅装(掛け軸)で、画は本品に比べて人物の上部に大きく空白がとられており、本品には写し取られていない応挙の落款から、天明7年(1787)応挙55歳の作とわかります。画題の八幡は、八幡太郎義家(源義家、1039~1106)のこと。平安時代後期の武将で頼義の長男。石清水八幡宮(京都府八幡市)で元服し八幡太郎と号しました。前九年の役で父を助けて安倍氏を討ち、のち、陸奥守兼鎮守府将軍となり、後三年の役を鎮定、東国における源氏勢力の基盤をつくりました。

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