百耕資料館 粉本デジタルアーカイブ

福禄寿【南極老人図】
番号121
原作者(流派)岸駒 (岸派)
表題福禄寿【南極老人図】
材質技法紙本墨画
形態裏打
員数1
法量 縦×横(cm)164.8×76.4
制作年
写作者(所蔵者)学圃堂(室田〈斎藤〉霞亭)
写作年(所蔵年)
銘文(表)
款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等
「雅証只要/正録在其/中」、朱文長方印3顆(同じもの。印文「雅◇」)
銘文(裏)
写作者(所蔵者)の留書等
「福禄壽/可觀先生所圖./学圃堂藏」白文・朱文長方印(印文「耕筆園/書記」)
備考本品の原本は敦賀市立博物館蔵。「南極老人図」絹本著色・掛幅装、縦142.5㎝×横70.5㎝ 。画中右下に「雅楽助岸駒寫」(印章2顆)の款記あり(『京都画壇 岸派の展開』敦賀市立博物館、2005年)。
解説岸駒の画の模写です。本品の原本は、現在敦賀市立博物館に所蔵されており(表題の【 】内は原本の表題)。絹本著色・掛幅装(掛け軸)。なお、本品の上部に見える文章は原本にはありません。画題は本品では七福神の「福禄寿」、原本では同じく寿老人にあたる「南極老人」となっていますが、福禄寿という神様は実は存在せず、寿老人が日本で誤って受容されたものであることが指摘されています(杉原たく哉『中国図像遊覧』大修館書店、2000年)。

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