百耕資料館 粉本デジタルアーカイブ

うつほ物かたり図
番号111
原作者(流派)円山応震 (円山派)
表題うつほ物かたり図
材質技法紙本淡彩
形態裏打
員数1
法量 縦×横(cm)83.0×41.2
制作年
写作者(所蔵者)岡田(広章)
写作年(所蔵年)文政11 (1828)
銘文(表)
款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等
「應震」印章写1顆(方印・印文なし)、「大平/琴ともはつむしに/まかせミつからは/くさくにのりて/みそらゆく/君」
銘文(裏)
写作者(所蔵者)の留書等
「文政戌子/うつほ物かたり圖/岡田藏/双福(幅)◎印」
備考色註あり。原本の画賛の筆者は本居大平(1756~1833)。
解説円山応震の画の模写です。画題の『うつほ物語』は、平安時代中期に成立した物語で、全20巻。本品は、その首巻「俊蔭」巻のうち、遣唐使として唐に渡る途中、流されて波斯国に着いた主人公の清原俊蔭が、天人の指示で西に向かい、そこで出くわした大きな河を孔雀が渡してくれた…、という場面を描いています。本品の原本に画賛として和歌をしたためているのは、本居宣長(1730~1801)の養子で、やはり国学者の本居大平(1756~1833)です。また、画裏の写作者(所蔵者)の留書によれば、原本は掛幅装(掛け軸)で、二幅対のうちの一幅であったらしいこともわかります。

2024年度秋季企画展案内

2024年度秋季企画展案内

詳細はこちら

連絡先

〒654-0009
神戸市須磨区板宿町2丁目2-1

Tel(078)733-2381

Fax(078)733-2383

↑ PAGE TOP