◆2025年度秋季企画展 村の神仏の明治維新~板宿村とその周辺/京都画壇の粉本~円山・四条派を中心に
村の神仏の明治維新~板宿村とその周辺(1階展示室1)
明治維新は、日本国内に、政治経済のみならず多方面にわたる大変動をもたらしました。それは、宗教の分野にも及び、新政府によって神と仏、神道・神社と仏教・寺院を切り離す「神仏分離」が行われたほか、社寺の統廃合や社寺領の没収なども進められました。その影響は、村人が信仰する社寺やお堂・ほこらなどにも及びました。本展では、板宿村と周辺の村々の事例から、維新を経て、村の宗教施設や人々の信仰のあり方がいかに変わっていったかを探ります。
展示構成
Ⅰ江戸時代の村の神仏/Ⅱ神仏分離と神社制度の整備/Ⅲ寺院政策の展開と村の寺/Ⅳ社寺領の上知と村
主な展示品
| 題名 | 所蔵 | |
|---|---|---|
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天保14年(1843) 板宿村絵図 | 百耕資料館 |
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慶応3年(1867) 御用触状之写 | 神戸市文書館 |
京都画壇の粉本~円山・四条派を中心に(2階展示室2)
絵師(画家)が所有する、下絵、古名画の模写、作画のためのスケッチなどを粉本(ふんぽん)といいます。当館には、諸派の絵師に関わる2千点もの粉本が所蔵されています。本展では、その中から、18世紀後半以降の京都画壇を彩った、円山派、四条派、岸派、さらには文人画系や京狩野といった流派の絵師たちに関わる粉本を取り上げ、その画業の一端をご紹介するとともに、粉本についてのご理解を深めていただきます。
展示構成
Ⅰ花鳥・動物/Ⅱ山水・名所/Ⅲ人物・道釈
主な展示品
※いずれも百耕資料館蔵
| 題名 | 原作者 | |
|---|---|---|
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鯉図 | 円山応挙 |
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山水人物図 | 与謝蕪村 |
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年中行事図巻(部分) | 呉春 |
*なお、11月23日(日・祝)・12月7日(日)の午後2時より、担当者による展示解説を行います。







