
番号 | 1073 |
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原作者(流派) | 円山応挙 (円山派) |
表題 | 卓文君 |
材質技法 | 紙本墨画 |
形態 | 裏打 |
員数 | 1 |
法量 縦×横(cm) | 111.0×53.8 |
制作年 | (天明7) (1787) |
写作者(所蔵者) | 真野 |
写作年(所蔵年) | 文政6 (1823) |
銘文(表) 款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等 | – |
銘文(裏) 写作者(所蔵者)の留書等 | 「文政六/眞野藏」、「卓文君/三」 |
備考 | 色註あり。本品の原本は小樽芸術村(北海道小樽市)藏。「卓文君図」絹本著色・掛幅装、縦111.8㎝×横51.2㎝。画中左下に「天明丁未仲夏寫/應擧」(印章2顆)の款記あり(小樽芸術村 収蔵品データベースを参照)。 |
解説 | 円山応挙の画の模写です。本品の原本とおぼしき画は現在小樽芸術村(北海道小樽市)が所蔵しています。「卓文君図」絹本著色・掛幅装(掛け軸)、画中左下の応挙の落款から、原本は天明7年(1787)応挙55歳の作とわかります。画題の卓文君は、中国の著名な美女で、前漢(前206~8)の時代、蜀(四川省)の臨卭県の富豪卓王孫の娘。成都の文人司馬相如とと知り合い、成都に駆け落ちして貧困であった相如と辛苦をともにし、生活のために酒場を開きました。気立てがよく、才色兼備の卓文君の酒場は繁盛したといいます。 |