百耕資料館 粉本デジタルアーカイブ

万歳図
番号981
原作者(流派)円山応挙 (円山派)
表題万歳図
材質技法紙本淡彩
形態裏打
員数1
法量 縦×横(cm)64.8×40.4
制作年(寛政7) (1795)
写作者(所蔵者)岡田(広章)
写作年(所蔵年)文政
銘文(表)
款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等
銘文(裏)
写作者(所蔵者)の留書等
「文政/萬歳圖 岡田藏」
備考色註あり。『松濤庵遺愛品入札』(昭和3年5月14日入札)に本品の原本らしき応挙の画を掲載。「万歳図」絹本・掛幅装、縦81.8㎝×横36.1㎝、画は上部に本品の三分の一程度の余白があり、画中右下に「寛政七乙卯初夏寫/應擧」(印章1顆)の款記あり。
解説円山応挙の画の模写です。昭和3年(1928)刊行のオークションカタログに本品の原本らしき画が掲載されています(「万歳図」)。原本は絹本・掛幅装(掛け軸)、画は上部に本品の三分の一程度の余白があり、本品には写し取られていない応挙の落款から、寛政7年(1795)応挙63歳の作とわかります。画題の万歳は、正月に家々を廻って祝言を述べ、舞を演じた門付けの芸能あるいはそれを演じる芸人をいいます。扇を持つ太夫と鼓を打つ才蔵とが二人で組になり、滑稽な掛け合いをしながら芸を演じました。

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