
番号 | 60 |
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原作者(流派) | 円山応挙 (円山派) |
表題 | 鹿【岩白鹿図】 |
材質技法 | 紙本淡彩 |
形態 | 裏打 |
員数 | 1 |
法量 縦×横(cm) | 66.5×30.6 |
制作年 | – |
写作者(所蔵者) | 岡田(広章) |
写作年(所蔵年) | 文政11 (1828) |
銘文(表) 款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等 | 「應擧」印章写2顆(方印・印文なし) |
銘文(裏) 写作者(所蔵者)の留書等 | 「文政戌子/鹿/三枚之内※(正方形を二つ重ねた記号)印/岡田藏」 |
備考 | 原本は当館藏。「岩白鹿図」絹本著色・掛幅装、縦91.8㎝×横29.7㎝。。画は本品よりもう少し上方に余白あり。呉春筆「日之出図」絹本著色・掛幅装、法量同じと二幅対。『伯爵勝家・柳下家御蔵品目録』(昭和2年12月19日入札)にほぼ同一の図柄の画を掲載。「白鹿図」絹本・掛幅装、縦85.1㎝×横29.4㎝。 |
解説 | 円山応挙の画の模写です。本品の原本は現在当館の所蔵品となっています(古書肆より購入。本品の表題の【 】内は原本の表題)。絹本著色・掛幅装(掛け軸)で、画は本品よりもう少し上方に余白があり、こちらを左、弟子の呉春筆「日之出図」を右とする二幅対となっています。なお、昭和2年(1927)刊行のオークションカタログにも、本品とほぼ同じ図柄の画(「白鹿図」)が見えます。若干法量が異なることから、当館所蔵の画とは別の画と見られ、あるいは本品はこちらを模写した可能性もあります。ともあれ、応挙が同じ図柄で複数の画を描いていたことがわかります。 |