百耕資料館 粉本デジタルアーカイブ

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十二支
番号165
原作者(流派)森狙仙 (森派)
表題十二支
材質技法紙本墨画
形態裏打
員数1
法量 縦×横(cm)55.3×81.5
制作年
写作者(所蔵者)岡田(広章)
写作年(所蔵年)
銘文(表)
款記写・画賛写・写作者(所蔵者)の留書等
「十二支/祖仙筆/岡田藏」
銘文(裏)
写作者(所蔵者)の留書等
備考料紙に薄和紙を使用。『稲葉子爵家・平岡家御蔵品入札』(大正7年3月18日入札)に原本らしき画を掲載。「十二支」掛幅装(掛け軸)横物、縦65.1㎝×横82.4㎝。画は上下と左にもう少し余白あり。画左下に「祖仙」(印章2顆)の款記あり。
解説森狙仙の画の模写です。大正7年(1918)刊行のオークションカタログに本品をちょうど左右反転させた図様の狙仙の画が掲載され(「十二支」、掛幅装〈掛け軸〉)、本品の原本と考えられます。通常画裏に記されている所蔵者(写作者)の原本の筆者や画題の留書が表になっていることを考え合わせると、本品はどうやら裏打する際、誤って表裏を逆にしてしまったようです。なお、本品は『十二支」といいながら兎の姿が見えませんが、原本では、猪の右側(現状の本品では左側になる)に兎が半身ほど姿をみせており、写作者が模写の際描き落としたらしいことがわかります。また、原本の画は上下と左に本品より少し余白があり、画左下に狙仙の落款(署名・捺印)があったようです。
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