

制作時期 | 明治5年(1872) |
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法量 | 縦22.4cm×横15.0cm |
解説 | 当時小学校で用いられた算術の教科書で、明治五年三月官許、前田利亭編、東京小石川大門町雁金屋清吉刊行。当館では巻の二のみ所蔵。『日本教科書大系 近代編 第十巻 算数(一)」(講談社、1962年)では、巻の一を紹介の上、「巻二以下の出版は不明である」とされており、全体で何巻あったかは不明です。幼童にわかりやすく筆算の初歩を授ける目的で編集され、多数の絵を用いて数の観念や計算を学ばせようとするところに特徴があります。巻の二では、冒頭に「加減乗除総論」を掲げた上で、10節に分けて加算(足し算)について説明しています。 |