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写作(所蔵)年 | - |
原作者 | 呉春 |
写作者(所蔵者) | - |
法量 | 縦23.5cm×横306.5cm ※上記の画像は一部分 |
解説 | 端裏に写作者(所蔵者)の書き込みらしいものがあるも、ほぼ判読不能。京都の1年間の年中風俗・行事を描いた図巻です。陸月(1月)が万才、如月(2月)が梅見(観梅)、弥生(3月)が壬生念仏、卯月(4月)が葵祭、皐月(5月)が競馬、水無月(6月)が祇園会(祇園祭)、七よ月(7月)が踊り(盆踊り)、長月(9月)が放し鳥(放生会)、菊月(これも9月)が菊■(重陽の節句)、神無月(10月)が芭蕉忌、霜月(11月)がお火焚、師走(12月)が松売り・土器売りとなっています。『礫川山房蔵品入札』(売立目録、昭和5年)には、本図の正本らしき画があり、縦29.1cmの巻子で、呉春の弟松村景文の極書、弟子岡本豊彦の箱書があったようです。また、『熱田岡本家所蔵品売立目録』(昭和7年)には、本図と同内容をいずれも108.8cm×34.5cmの一対の掛幅に仕立てたものが見え、呉春がこれ同様の画をたびたび描いていた可能性を示唆します。 |