
制作時期 | 明和4年(1767) |
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作者 | 円山応挙 |
法量 | 縦189.3cm×横133.6cm |
解説 | 本品は、明和4年(1767)、応挙35歳の作です。この当時応挙は円満院(滋賀県大津市)の祐常門主(1723~73)の保護下にあり、本品も同院の伝来とされています。縦190cmに及ぶ大画面に、ほぼ等身大で大石良雄(内蔵助)と考えられる男と手紙を持つ女、野郎帽子をかぶった文使いの少年の3人を描きます。人形浄瑠璃や歌舞伎で人気を博した『仮名手本忠臣蔵』などの忠臣蔵ものの一場面に取材した作品とみられます。なお、本品に基づいて描かれたと考えられる弟子の源琦作「大石良雄図」が逸翁美術館に所蔵されています。 |